第8回学術集会
ご挨拶 (研究会の趣旨)
第8回にあたる今回は、急性期医療から日常のセルフメディケーションに至るまで、どの職種にとっても関わりが深い「医薬品」を取り上げることとなりました。医薬品は、物質としてだけでなく、取り扱いの上でもとりわけリスクの高いものであり、日本医療機能評価機構の医療事故情報収集等事業によると、ヒヤリハット報告では医薬品に関連するものが約4割、事故報告でも1割近くを占めています。医薬品に関する患者安全は、医薬品のリスクを周知した上で、いかに安全に、適正に、ミスなく活用していただくかという対策の実施にかかっているものと考えております。
今回の学術集会では、様々な立場で医薬品を使用・管理する方々に、問題点や実例を持ち寄っていただき、リスク管理の情報を共有し、医薬品の安全使用とその実践教育について議論したいと考えております。新型コロナウイルス対策下の開催となり、オンライン開催となりますが、PCやスマートフォンで自宅から簡単に参加できます。新しい集会の形として、皆様方の積極的な参加を期待しております。
大会長 大石 雅子
開催情報
日 時 | 2020年10月18日(日)10時00分~16時50分(9時30分 受付開始) |
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会 場 | オンライン開催 |
テーマ | 「医薬品安全管理と多職種連携-急性期から在宅まで-」 |
主 催 | 医療安全実践教育研究会 |
共 催 | 滋慶医療科学大学院大学 |
協 賛 | アッヴィ合同会社、株式会社エム・ディー・マネジメント、キッセイ薬品工業株式会社、協和キリン株式会社、小西医療器株式会社、大研医器株式会社、株式会社タムラテコ、中外製薬株式会社、鳥居薬品株式会社、ニプロ株式会社、PHC株式会社、株式会社フィリップス・ジャパン、扶桑薬品工業株式会社、丸石製薬株式会社 (五十音順) |
開催当日の様子
第8回学術集会「医薬品安全管理と多職種連携-急性期から在宅まで-」をメインテーマに、医療に不可欠な医薬品の安全管理と医療安全教育の実践について議論が交わされました。
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プログラム
開 会 【10:00】
大会長講演 【10:00-10:30】 「医薬品の特徴とリスク−医療安全を支える医薬品安全−」 - 滋慶医療科学大学院大学 教授
- 大石 雅子
座長 : 滋慶医療科学大学院大学 教授 和佐 勝史
特別講演 【10:30-11:30】 「医療安全と臨床倫理-今後の医療のあり方など-」 - 労働者健康安全機構
理事長 - 有賀 徹
座長 : 浜松医科大学 医学部 医療法学 教授 大礒 義一郎
- 労働者健康安全機構
一般演題発表 【11:30ー12:00】
「内服関連業務におけるエラーの生起と回避に関するシステム分析
−持参薬・退院処方薬・入院処方薬の比較−」- 大阪府済生会 大阪整肢学院
- 橋本 世子典 ※
「特定機能病院における高齢者誤嚥性肺炎に影響を及ぼす薬物療法の現状調査」 - 大阪大学医学部附属病院 薬剤部
- 渡邊 梓 ※
※は共同発表
座長 : 大阪府看護協会 会長 高橋 弘枝 滋慶医療科学大学院大学 研究科長・教授 狩俣 正雄 昼食・休憩 【12:00ー13:15】 会員総会 【13:15ー13:30】 基調講演 【13:30-14:10】 「多職種チーム医療における情報共有と医薬品の安全使用」 - 大阪大学医学部附属病院
薬剤部長・教授 - 奥田 真弘
座長 : 近畿大学病院 安全管理部 医療安全対策室 室長・教授 辰巳 陽一
- 大阪大学医学部附属病院
休憩 【14:10-14:20】 シンポジウム 【14:20-16:40】 テーマ:「医薬品の安全使用と多職種連携」 「PMDAにおける医薬品の市販後安全対策」
- 医薬品医療機器総合機構 安全性情報・企画管理部
リスクコミュニケーション推進課長/医療安全情報室長 - 田島 康則
「チームで防ぐメディケーションエラー-専門性の相互理解と共有-」
- 北里大学病院
医療の質・安全推進室 副室長 - 荒井 有美
「回復期から在宅における医薬品安全に関する情報共有
−薬剤師の視点から−」- 伊丹恒生脳神経外科病院
薬剤部 部長/医療安全管理室長 - 曽和 鮎美
「医薬品管理という視点で見た多職種連携
-地域とともに育ち合う地域医療連携室を目指して-」- 伊丹恒生脳神経外科病院
地域医療連携室 室長 - 塚本 知恵子
座長 : 滋慶医療科学大学院大学 学事顧問・特任教授 江原 一雅 滋慶医療科学大学院大学 教授 大石 雅子 - 医薬品医療機器総合機構 安全性情報・企画管理部
閉会の挨拶 【16:40-16:50】 - 医療安全実践教育研究会 代表世話人
滋慶医療科学大学院大学 学長 - 木内 淳子
- 医療安全実践教育研究会 代表世話人
閉 会 【16:50】
【学術集会】演題募集 申し込み方法
抄録原稿執筆要領、抄録原稿の記入例を参考に抄録原稿フォーマットにもとづき、演題名(50字以内)と抄録本文(2000字以内、図表または写真を入れる場合は1点のみ)、発表者の氏名、所属機関などを明記して、事務局( mailto:info@msers.org )宛にWordファイルを添付し、メールでお送りください。
>> 抄録原稿フォーマット >> 抄録原稿執筆要領 >> 抄録原稿の記入例
演題登録受付期間:2020年6月1日(月)〜7月3日(金)
【学術集会】参加申し込み方法
学術集会の参加については、当研究会のホームページまたはFAXで、2020年8月28日(金)までにお申し込みください。(定員120名、先着順)
お申込み期限を9月25日(金)まで延長いたします。
※ 既に年会費をお支払い頂いている会員様も別途、参加申込みが必要です。
参加費(抄録集代含む)
会員:無料 賛助会員:2名まで無料 非会員:7,000円(学生 4,000円)
申込み受付後、参加費振込口座をメールにてお知らせいたします。
また、天災などにより学術集会が中止となった場合も返金できませんので、ご了承のほどお願いいたします。
第8回学術集会の参加申込を〆切らせていただきました。ありがとうございました。